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機材について
談話:助監督×工房の主人

主人「結局初めてマイク触ってから、ワークショップも含めて立て続けに音声さんをやってるよな。気に入ったか?」
助監「結構ね。」
主人「音声さんがね、一番映画っぽい役職だと思うんだよね。」
助監「そう…なのかな?」
主人「俺なんかゲリラ撮影歴7年なんだけど、音声さんが加わってから一気に警備員からの検挙率が上がったよ。笑」
助監「目立つわな、確かに。」
主人「カメラだけなら「お、カメラ小僧?」くらいにしか見られないんだよね。」
助監「そうそう。あとの人間はカメラの後ろを金魚の糞みたいにちょこまかついていくだけ、と。」
主人「そうそう…って、その金魚の糞って、俺のことじゃないだろーなー。」
助監「(コホン)えー、ところが、マイクが加わるとそれは一気に映画撮影隊!」
●第二回ワークショップ撮影風景より

主人「ところで、マイクの使い方は慣れたか?」
助監「最初持たされたやつは、掃除用具の柄を改良したやつだったな。その棒の先にマイクを取り付けて使ってた。」
主人「商品名を文字って、クイックル・マイクって言われてたやつだ。笑」
助監「どの程度のマイクを使えばいい?って聞かれたらどう答える?」
主人「俺も最初結構悩んだけど、今はどんなのでもいいと思うよ、ある程度ちゃんとしてれば。」
助監「ある程度って?」
主人「5000円〜1万円くらいのなら大丈夫なんじゃない?ほんとピンからキリまであるから。問題は撮り方。」
助監「マイクを取り付けるポールにもあれからこだわったよな。」
主人「お金がないから後回しになっちゃったけど、マイクポールは重要だな。」
助監「長く伸ばせてたたむと短くなる。かつ、軽いこと。」
主人「かつ、安いこと。」
助監「そうそう。笑」
主人「マイクとカメラをつなぐ延長コード、カメラとヘッドホンをつなぐ延長コードも扱いが大変だよな。」
助監「延長コード、ひたすら邪魔だよな。ちょっと気抜くとどっちのコードがどっちか分かんなくなるし。」
主人「時々足ひっかけそうになるよな。」
助監「無線マイクとか使えないの?」
主人「うん、考えたんだけどね、いい値段するんだ、あれ。ひとセット10万とか。」
助監「そんなすんの。そりゃ買えんわ。」
主人「ヘッドホンはどうだ?ほんとはどっしりした大きなやつがいいのかもしんないけど。」
助監「普段音楽聞くようなやつな。あれで十分使えてるよ。」
主人「ヘッドホンって、長時間使ってると耳が痛くなるよな。だからなるべく軽いやつにして耳への負担を軽くしたんだ。お前のためなんだぞ。」
助監「なんか恩着せがましいな。」

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