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音声さんの仕事
談話:助監督×工房の主人
(注:二人は高校時代の同級生である)

■講座の目的
主人「まず最初はこのコーナーの目的をはっきりさせようと思う。」
助監「おーおー、一体何が目的なのよ。」
主人「撮影の時の、音の収録方法、についていろんな失敗談から得た知識をまとめてみたい。」
助監「いいねーいいねー。」
主人「カメラでただセリフを拾えばいい、ってもんじゃなくて、」
助監「ほーほー。」
主人「音の収録も結構奥が深い。てゆうか、いつも一番苦労してるとこだ。」
助監「そーかそーか。」
主人「表出ろ、お前!」
助監「悪ぃ悪ぃ。」
主人「まーとにかく、うちのクリエイティブ講座は、市販の本にいくらでも書いてあるような知識は置いといて、とにかく実践を通してアマチュアである俺らが失敗してきたことをピックアップして、それらを紹介したいのだ。」
助監「山のように失敗談があるからな。」
主人「このコーナーは、初心者向けだ。俺らが体験するってことは、アマチュアの誰もが体験するってことだからな。」
助監「そうかな。」
主人「お前、何か言ったか?」
助監「うんにゃ!次行ってみよー!」

●第二回ワークショップ撮影風景より












■音声さんの仕事
主人「で、そもそもなんでお前はマイク担当だったわけ?」
助監「お前に言われたから。」
主人「え、そうだっけ?」
助監「初めて撮影に行った時「お、お前これ持って立っとけ」ってマイクポールを持たされたのが最初。」
主人「いや、俺はそんなひどいことは言わないよ。音声さんだってすごい技術がいるんだよ。」
助監「いーや言った。」
主人「いいや、言わん。」
助監「言った。」
主人「言わん。」
助監「言った。」
主人「お前も子供だなー。分かった分かった。言わなかったってことにしてやるよ。」
助監「おう…ん?…おい!」
主人「で、だ。その時のお前の仕事、つまり音声さんの仕事をまとめてみてくれ。」
助監「なんか無理矢理話の腰を折られた気もするが…ま、いいや。音声さんの仕事は、役者のセリフをきちんと撮ること。」
主人「すばらしい。」
助監「カメラは役者さんたちから離れていることが多いから、マイクだけは独立させて役者さんになるべく近付いて、セリフを拾う。」
主人「えらくなったなあ…(しみじみ)」


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