映画制作講座映画の音楽・編集映像作家にもの申す!


映像作家にもの申す!

対決:ぽんたMORI vs 工房の主人  (with マリ

ラウンド2:静かでズウーン…って!

マリ
「全部音楽に頼ってんじゃん!」


主人 「他に、結構初期の段階で手掛けたのってどれ?」
ぽんた
「強盗たちの逃走シーンは、映像はまったく完成してない。 長さは今の3分の1くらいに短くなると思う。 ここはセリフもなんにもないので、とにかく音楽で盛り上げたい。強盗達の「かっこよく逃げる様」「手際のよさ」を出したい。」
マリ 「全部音楽に頼ってんじゃん!」
一同爆笑
 
ぽんた
「その途中、途中に、強盗団の車やら銃やらが一瞬ずつ映る。穏やかな曲の間、間に、ズゥーン…、と静かなでも恐い曲が入る。シンプルな重い音だけでいい。」
「なんだよ、静かでズウーン…って!(笑)」
MORI (笑)
ぽんた 「なんだっけ、ターミネーターのやつ。すっごい悩んでたやつ。」
MORI 「あ!『ギラン!』だ『ギラン!』。『ギランッ!って曲』(笑)。で、これってどんな曲なんですか?って聞いたら、ターミネーターに出てきた曲みたいなのって。」
主人 「でもね、助監督に言ったら、「ああ、あれね。」ってすぐ伝わったよ!(笑)」
MORI 「ぽんたさんも、最初これ見てすぐ、ターミネーターみたいなやつじゃないの、って言ってた。」
主人 「分かったんだ(笑)。」
ぽんた 「あー、この中の頭と同じだー(笑)。」
主人 「俺を指差さない!でもねー、付き合いが長いってのは大事なことだよ。」
MORI 「ほんっとにもう、ぽんたさんの言ったことと、後で監督(主人のこと)に聞いたことがまったく一緒だから、すごいなあって。」
ぽんた
「三島刑事が携帯に出る。「何!」の声で、またスリリングな曲が始まる。強盗達が一斉に集まり、その後を、山崎がついてきている。あ、山崎がいる!という感じの、スリリングな中にも「正義系の(?)」曲。」
MORI 「俺は『正義系』ってのが一番分かんなかった(笑)。」
ぽんた 「自分で(?)だからね!(笑)。 」
主人 「俺も分かってないんだ(笑)。」
MORI 「これはもうぽんたさんに聞くしかないって思った。」
ぽんた 「結局誰になったんだっけ?」
主人 「これMORIさんだよね。」
MORI 「あー俺、がんばったんだあ(笑)。」
ぽんた 「あー俺、逃げたんだ(笑)。」


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