お字書き講座9　『コンクール便覧　−書いたからにはどっかに出したい！という人のために−』

せっかくシナリオを書いたんならどっかに出したい！というのは世の常、人の常でございます。
というわけで、最終回である今回はシナリオのコンクールについて触れてみたいと思います。

テレビ局各社や地方自治体、ラジオ局など、シナリオ募集を行っている団体はいくつもあります。
通常、テレビドラマ脚本は５０〜６０枚（４５〜６０分用）、映画は１２０枚（２時間用）が一般的なようです。
ラジオドラマや演劇脚本については各団体の規定があると思われますので、興味のある方は下記の名称を参考にして検索してみてはいかがかと思われます。
また、映人社から発行されている「月刊ドラマ」などのドラマ誌にもコンクールの応募情報などが定期的に掲載されますので、これまた参考になさってみて下さい。
また、応募規定や応募要項は各社ごとに違いますので、その都度確認された方がよろしいかと思います。

私はこういうとこで賞を取ったことがないので、入選歴のある方から聞いた話になりますが、入選された場合は「新人である一年間が勝負」らしいです。
コンクールに入選したからといってすぐにデビューできるわけではありませんから、入選してから一年の間にどれだけプロデューサーや制作側とのパイプが作れるか、ということなのだそうです。
一年が目安というのは、翌年になればまたコンクールで入選したフレッシュ！な新人さんが続々と押し寄せて来るためで、入選者として注目されているうちにどんどん活動した方が良い、とコンクール受賞者の方たちは言っておりました。あー…長い道のり。てゆーか、その前に賞取ってないんだよな、私。

…というわけで、乏しい知識の中で続けてきました「お字書き講座」ですが、今回を持って最終回とさせて頂きます。
脚本書きを目指すみなさん、お互いにがんばりましょう！
そして、ここまでお付き合いくださったみなさま、本当にありがとうございました。
またいつか、どこかでお目にかかれることを願いつつ、これにて閉店させて頂きます。それでは！

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