『スケジュールが合わない!』
 無駄をはぶく撮影を 〜準備について

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ロケ地を熟考する。
(お金とからんできますね→『自主映画とお金』)

ロケ地は、映画の魅力と密接に関係しているので、ここはこだわりのポイントとの相談です。
なるべく動き回らないようにすると、スケジュールにいい影響を与えます。
ここぞ、という場所以外は、なるべく近場でまとめる。

ロケハンはきっちりと

 当日になってうろうろ、はもっとも無駄な作業です。
ゲリラ撮影をして、警備員につかまったりしていると、非常に無駄です。→『警備員がやってきた!

準備をきっちりと。

撮影当日は、撮影だけに専念できる体制をとるようにしてください。
監督はとにかくまわりから山のような質問攻めにあいます。
そのためにも、質問を少しでも減らせる準備をしておく、というのが肝です。

絵コンテを活用する

いろんなやり方があると思いますが、参考までに書くと、僕は撮影日はスタッフとはあまり話しません。
ひたすら役者のとなりにくっついて、演技とかしゃべりかたとかそこばかり話してます。
スタッフはカメラマンを中心に勝手にどんどんセッティングしてくれます。
これは、準備の段階で、絵コンテを完備し、カメラマン他スタッフと綿密に打ち合わせをしているため、僕の撮りたい構図・動きがみんなにすでに伝わっているからできるのです。
逆に言うと、絵コンテはそのために描いてます。

もちろん、現場は「想定外」のことだらけです。
でも、撮りたい構図は伝わっているので、カメラマンと変更点を話し合うだけで済みます。
まったくのゼロからの会話ではなく、互いの頭の中に撮りたい共通の構図ができあがっていて、それを元に会話することができるので、非常に効率がいいのです。
→『絵コンテ講座
 絵コンテは不要論などよくありますが、こういう風に使っている、と聞くといかがでしょうか?
 僕は非常に使い道のあるものだと思っています。


スケジュールをうまくまわすために、しっかりと準備する。
これも鉄則かもしれません。