ネットで人を集めるということ
〜第一回 そもそものきっかけ〜
監修:工房の主人

もともと、ネットで人を集めたい、なんて思っていなかったんです。

2001年5月にホームページをえいや!と立ち上げました。
ゴールデンウィークを使って、簡単そうな本を買って来て、3日間ほどでしたね。

ホームページって、今でこそ珍しくないどころか、何か活動しててホームページ持ってないと、なんで?って言われちゃうくらい。

でも、2001年当時、僕の周りでは、ほんと作ってる人なんていなくて、世の中のページのほとんどが「サイトの存在意義って何?」っていうようなものばかりだった。
そこへ、これまた「存在意義って何?」って聞きたくなるようなサイトを立ち上げようと思い立った人間がいたわけです。

友達もよく世の中のホームページのことを、「自意識過剰なやつが、自分のことを話すだけの糞ばっか」と言ってたので、僕も作りたいということを口にできずにいました。

なので、こっそりと作りました。笑

トップページは、4種類くらいしかコーナーがなかった。
あまりにも多くのデザイン変更をしてきたため、残念ながら初期のデザインは残っていません。

確か、
カルフの最新作
カルフの過去の作品
掲示板
興味ある人へ

くらいでした。

縦2つ、横2つ、くらいのレイアウトだったので、3つのコーナーだと「座り」が悪かった。
で、無理矢理つけたのが最後の、『興味ある人へ』だったんですね。

内容はシンプルで、
「映画作りに興味ある人はどうぞ!」
以外の何ものでもなかったと思います。

じゃあ、ほんとに興味ある人が来たらどうするの??
…そんなことはまったく考えてなかったでしょうね。
ホームページを立ち上げて、それをどうするのか、も考えていなかった。

ただあれですね、作ってみて思うんですが、『その人の雰囲気』ってサイトにも出ますよね。
人をほんわかとさせる人。
人をどんどん率いる人。
人を笑わせる人。
そういった性格というか、雰囲気、人柄は、その人の創作物にも入っちゃう。

僕は、まあとりあえずこいつの話くらい聞いてやろうか、みたいな雰囲気でもあったんでしょうか。
いっぱい自分の感想とか想いとか書いてましたからね。

ホームページを立ち上げた約半年後の10月。

知らない女性から、一通のメールが届いたのでした。



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