【払える予算内に抑える】 |
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メンバーでお金を集める |
さあみんなで映画を作ろう、ということになった時、最初に思いつく方法じゃないでしょうか。
参加するメンバーでお金を出し合う。 僕が知っているところも、こうやっている団体、いくつかあります。 【1】最初にみんなで、例えば1万円ずつ出し合って作る 【2】終わった後、頭割りする この2種類があるかと思います。 もしこの方法で映画制作に入る場合、そして、そのメンバーでの映画制作が初めての場合、とりあえず【1】にして下さい。 映画制作って、数日間じゃ終わらないですよね。 最初に声をかけたメンバーと終わりに残ってるメンバーがピタリと一緒、ってことは正直少ないかと思います。 てゆうか、まあ、あり得ないですね(苦笑)。 後でもらおうと思っていると、お金をもらい損ねちゃいます(苦笑)。 それに、最初に予算が決まってしまえば、「その予算内で作ろう」という意識が働き、プロデュース感覚が身に付きます(?)。 まあ、そんなに簡単に身に付くかどうかは別としても、付け足し付け足しで制作が延びることも少なくなるでしょう。 予算に足が出そうな場合、みんなで話し合ってさらに数千円ずつ集めるのもいいですね。 自分がお金を出している、ということはその作品への熱心度も上がるかもしれません。 こういった話し合いは、絶対必要です。 マイナス点も考えられます。 「自分はほとんど参加しないのに、他の人と同じ金額を出さないといけないの?」なんて声もあるかもしれません。 そういう人はスタッフにしなくていい、という考えも浮かぶ一方で、確かに「1回だけ手伝いに来て!」なんていう頼み方をする人もいるわけで。 その辺は監督なりリーダーなりがこっそり「特別割り引き料金」を決めましょう。 一部の人は3000円、とかね。 ところで、最初の段階で「この映画の予算はいくらか」なんてこと、分かるはずもない!なんて声が聞こえてきそうです。 なるほど。 そのうち、『自分の作品の予算の決め方』という講座でもまとめますね! ただまあ簡単に書いてしまうと、機材も既に揃っていて撮影移動もあまりせず、小道具や衣装など特に用意しない、日常のドラマなどの場合、交通費や食費を除くと数万円レベルの作品が多いんじゃないでしょうか。 あまりハイレベルでない自主映画の場合ですが。 なので、メンバーが10人程度として、一人1万円を集める、というのはスタートラインとしてまあ妥当だと思います。 僕の知っている団体さんがそんな感じですが、そこはカルフよりも歴史も技術力も数段上のところで、そこがそうやっているというのは何だか安心できますね(笑)。 ちなみに「お金を集め損ねる!」というのも、そこのリーダーさんの受け売りです(笑)。 |
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