これはもちろん、お金とのからみになってくるので一概に言えないのですが、
「貸し借りが簡単なものとそうでないもの」
「使用頻度」
の２点で考えてみるといいかと思います。

たとえば、この時点での僕の機材リストで考えてみましょう。

○デジタルビデオカメラ：使用頻度高・買うべき
○バッテリー　　　　　：使用頻度高・買うべき
○三脚　　　　　　　　：使用頻度高・買うべき
○レフ板　　　　　　　：借りてもいいのでは？
○レンズ　　　　　　　：使用頻度高・買うべき
○カメラ取り付けマイク：使用頻度高・買うべき
○ピンマイク　　　　　：借りてもいいのでは？
○各種延長コード　　　：貸し借り簡単
○ヘッドホン　　　　　：貸し借り簡単
○PC　　　　　 　 　　：使用頻度高・買うべき

高くてよく使うものは、監督なり、リーダーの人間が持っていてもいいのではないでしょうか。
いちいち借りたりしていたら面倒、というのもあります。

高いカメラなど、貸したくないですよね。
借り手も、ついうっかり、なんて怖いですよね。

機材の中には、使用頻度が少なくて、かつ周りにそれを持っている人もあまりいないぞ、というものも存在します。
いわゆる、特殊機材のたぐいです。

そういった機材をレンタルしている会社は何社かあるので、ネットで調べてみるといいかと思います。
ただ、どうもへそ曲がりな僕らは、自分たちで開発を始めました。

走りながら撮影がしたい。
これを解決するために、ステディカムと呼ばれる機材がほしくなりました。
しかしこれがまた、買うと高い。
ネットで調べるうちに、アメリカにこれを自作している人がいることが分かりました。
その人のサイトで、詳しく作り方など書いています。
早速プリントアウトして、日本語に訳して開発を始めました。

ついでに、その作者にメールを打ってみました。
「あなたのやり方で作ってみようと思ってます」と。
何度かメールのやり取りもありました。
完成後、写真を送りました。
正直、見てくれは彼のものよりも数段上でした。笑
「もうちょっと柄の部分は長い方がいいな」そんなコメントも彼から返ってきました。

カチンコも作りました。

　
これはこちらをご覧下さい。
→カチンコを自作する

小道具の開発もしましたが、ここは話が違うので別ページにゆずります。
→小道具物語り

夜の撮影がたまにあるようになり、太陽だけでまかなえなくなってきました。
これまで避け続けて来た(笑)、照明機材にも進出です。
本を買って勉強しつつ、基本的にカメラマンのアドバイスを受けながら、いくつか買いました。

ただ、照明用の灯を揃え始めると金額も大変なことになってしまう(10万円とかになっちゃいます)ため、基本的にクリップ式などどこかに固定できるものを選びました。2〜3,000円程度の安い三脚などをいくつか購入し、それに照明を固定して使ったりもしています。

ところで、カメラマンと酒を飲むたびに撮影の話なんかをつまみにして来た訳です。
例えば、スチールだとカメラを縦にしたり横にしたりしますが、ビデオの場合、普通横にしたりはしない。
撮り方、というのがちょっと違うよね、と。
その辺、自由度が高ければ、一脚とか使えるんだけどねー、と。

ん？一脚？
そんなものがあるんですか？

酒を飲んでいい気分のまま、僕らはヨドバシカメラに向かいました。
さすがにビデオコーナーにはなく、地下のカメラコーナーで見つけました。
登山用の杖のごとく、そこには大小さまざまな一脚が並んでいました。

いつぞやのレフ板を思い出し、「やっぱり大きいのを買うべきか……」と思いましたが、そこでカメラマン、「いや、普通のでいいですよ」の一言で決まり。
3000円くらいのを購入。
高さは、最高で自分の胸くらいまで。自分の身長よりずっと高くても使えないですからね。

　

この一脚、狭い場所での撮影にすごく役立っています。
また、ドキュメンタリーというかメイキング撮影や、友人の結婚式での撮影など、じっくり腰を据えられずとっさの判断で移動しなきゃいけない場合の撮影などに重宝しています。
ただし、もちろん、身体や壁などでしっかり映像を固定！は基本ですよ。

▼2003年〜　-------------
○撮影：デジタルビデオカメラ
　　　　バッテリー２つ
　　　　三脚２台
　　　　一脚
　　　　レフ板
○レンズ：ワイコン・望遠
○マイク：カメラ取り付けマイク
　　　　　ピンマイク×２
　　　　　各種延長コード
　　　　　ヘッドホン
○その他：カチンコ
　　　　　ステディカム
　　　　　照明ランプ各種
○編集：PC
○編集ソフト：VideoStudio
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