機材はどこまで必要か


執筆:工房の主人

知識不足にあえぐ〜あれもこれも必要だ…

そして、カルフという名前を名乗り始めました。
スタッフも揃い始め、僕は正直この頃が一番生意気だったと思います。
とにかく大勢を従えて(という勘違いをして)得意になっていた。

ビデオカメラを貸してくれ、という人もぽちぽち現れ始めました。
25万くらいしたものだったので、嫌だったんですが、まあいろいろぐちぐち注文つけて貸しました。
ちょっとでも気に入らない使い方をされると、すぐにキレてました。

人がいっぱい参加してくれた時期でもあり、敵というか反感持つ人もいっぱい作った時期でもありました。
その節はごめんなさい。
すっかり人間は丸くなりましたので。

さて、腕利きのカメラマンさんも加わってくれました。
で、いろいろ聞かれる訳です。

「照明はどうしましょう?」
「レフ板ありますか?」


うーむ。
「どうしたらいいでしょう?」と逆に聞き返すようなとんちんかんぶり。

機材は揃った!と思っていたのに、どうやらもうちょっと必要らしいな…
ダメダこりゃ、と去っていくカメラマンじゃなくてよかった。
照明機材は、「外で撮影するので、いらないです」と無理矢理なかったことにしました。

あまりにも知識がなくてよく分からない。
撮影の時、役者を照らすレフ板くらいは必要かな、あれなら買えるなと思い買いにいきました。

必要か必要じゃないか、ではなく、
買えるか買えないか、で考えています。


さてレフ板。
これが、意外と高い!
小さいもので5000円。大きなものは1万以上する!

しかし、カメラマンに「買ってきます!」と宣言した手前、買わずに帰れない。
さんざん迷ったあげく、一番小さなのを、手に取りました。

次の撮影の時、誇らしげに僕はカメラマンに向かい、バッ!とレフ板を広げました。
しかし、それはお盆の一回り大きいくらいの大きさ。
苦笑したカメラマンは「私の、使いましょうか…」と言って自分のレフ板をドバンッ!と広げました。

僕が隠れてしまうくらいの、その巨大なレフ板を、今もメインで使わせてもらってます。
そのミニミニレフ板は今では主に、暑いときのうちわとして使われています。

  


2000年〜 -------------
○撮影:デジタルビデオカメラ
    三脚一台
    レフ板
○マイク:カメラ取り付けマイク
○編集:PC
○編集ソフト:VideoStudio
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