機材はどこまで必要か |
●そして、カルフという名前を名乗り始めました。
スタッフも揃い始め、僕は正直この頃が一番生意気だったと思います。 とにかく大勢を従えて(という勘違いをして)得意になっていた。 ビデオカメラを貸してくれ、という人もぽちぽち現れ始めました。 25万くらいしたものだったので、嫌だったんですが、まあいろいろぐちぐち注文つけて貸しました。 ちょっとでも気に入らない使い方をされると、すぐにキレてました。 人がいっぱい参加してくれた時期でもあり、敵というか反感持つ人もいっぱい作った時期でもありました。 その節はごめんなさい。 すっかり人間は丸くなりましたので。 さて、腕利きのカメラマンさんも加わってくれました。 で、いろいろ聞かれる訳です。 「照明はどうしましょう?」 「レフ板ありますか?」 うーむ。 「どうしたらいいでしょう?」と逆に聞き返すようなとんちんかんぶり。 機材は揃った!と思っていたのに、どうやらもうちょっと必要らしいな… ダメダこりゃ、と去っていくカメラマンじゃなくてよかった。 照明機材は、「外で撮影するので、いらないです」と無理矢理なかったことにしました。 あまりにも知識がなくてよく分からない。 撮影の時、役者を照らすレフ板くらいは必要かな、あれなら買えるなと思い買いにいきました。 必要か必要じゃないか、ではなく、 買えるか買えないか、で考えています。 さてレフ板。 これが、意外と高い! 小さいもので5000円。大きなものは1万以上する! しかし、カメラマンに「買ってきます!」と宣言した手前、買わずに帰れない。 さんざん迷ったあげく、一番小さなのを、手に取りました。 次の撮影の時、誇らしげに僕はカメラマンに向かい、バッ!とレフ板を広げました。 しかし、それはお盆の一回り大きいくらいの大きさ。 苦笑したカメラマンは「私の、使いましょうか…」と言って自分のレフ板をドバンッ!と広げました。 僕が隠れてしまうくらいの、その巨大なレフ板を、今もメインで使わせてもらってます。 そのミニミニレフ板は今では主に、暑いときのうちわとして使われています。 ▼2000年〜 ------------- ○撮影:デジタルビデオカメラ 三脚一台 レフ板 ○マイク:カメラ取り付けマイク ○編集:PC ○編集ソフト:VideoStudio ----------------------- |
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