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1:ランチタイムブルース ロケ弁の役割
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■前もって言ってしまうと、私は家庭的なタイプではまったくない。エプロン姿で「おかえりなさぁ〜い♪ごはんとお風呂どっちが先?」なんてことは一度もやったことないし、これからも断固としてやるつもりはない。気分転換として料理って嫌いじゃないけど、平たく言うなら食べることにもあまり興味がない。胃のキャパシティはもっぱらアルコール摂取のために使われちゃうからね。 現状、ロケの現場では「お昼は各自でコンビニで買って…」っていうケースが多くなってしまうんだけれども、みんなで丸くなってお弁当を食べるっていうのがあっても悪くないよね。そのことで現場が活気づくし、その作品で初めて顔を合わせた、知らない人同士の距離が縮まったりする。作品についての意見がぽろっと出たりするのもそんな時。ピリッとした空気がその時だけなごむ。その瞬間がなんかいい。
局の外ロケなんかの場合には、だいたいお弁当が出る。仕出しの幕の内なんかをADが手配してくばることになっている。 そんなこともあってみなづきは、ホン屋のかたわら、仕出屋のおばちゃんと化してせっせとおにぎりを作ることになり、ついには「え?みなづきさんて脚本書けるんですか?」と言われるほどの立派な弁当屋となって、ついにはこのページを任されるほどにまで成長したのである。 …というわけではじまりました「大人の遠足・ロケ弁編」、次回は最も気になる予算について、ぶっちゃけてみたいと思います。どうぞお楽しみに♪ |
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