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水無月朋子のお字書き講座 |
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お字書き講座5 『構成』 ○大前提となるのが「起承転結」というものです。 起=導入部。キャラクターや状況の説明 ここで注意したいのが、起→承+承+承…と物語を展開させていく間に、観ている人たちから転・結を気づかれてしまうことです。 「構成」について、とても判りやすく説明して下さった講師の先生がいらっしゃいます。 私が受講した講義に講師として来て下さり、過去に『同窓会』『夜に抱かれて』などの脚本を手がけられた井沢満先生です。その講義内容の一部を掲載しますので参考になさってみて下さい。 しかしながら、これはあくまでも私的なやりとりなので無断転用などは絶対にやめて下さいね。 ● シナリオを書くにあたって注意する点、心がける点はどんなことですか? ● 有効な勉強方法などはありますか? このことからも、既存の作品の中には必ず「起承転結」が隠されているといえます。それはどんな短い作品でも、あるいは120分ものの映画でも同じです。 ですから、どの部分が「起」であり、どこからが「承」、そしてどのような「転」を用意して、「結」につなげるか…ということを注意しながら観ることで、その流れを把握して行く力を備えるようにしましょう。 最近の映画では『運命の女』の「承」の部分に「準・起承転結」がうまく隠されていて、最後まで飽きさせずに見せてくれたので、うまい具合にひっぱるもんだなぁ…と感心しました。 それにしてもこの作品、原題の『UNFAITHFUL(不誠実)』の邦題が何だって『運命の女』なんだ!?と和訳のセンスのなさにアゴが外れそうになりましたが。 …と、話がそれたところで、みなさん、ビデオ屋に走るべし! それでは今回はこれにて終了〜☆ |
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