『スケジュールが合わない!』
 最悪の事態に備えて 〜撮影方法を考える

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みんなが集まれる最後のチャンスだったのに、どーしても急に役者が来れなくなった!
雨が延々と降り続け、結局季節が変わって撮影続行が不可能になってしまった!

こんなこと、よく「あり得ます」。


あー、あの時せっかくだからあのシーンも撮っておけばよかった!
あの時もうちょっとがんばってこれも撮っておけばよかった!

そんな風に地団駄を踏むこと、よく「あり得ます」。


僕はこんな時のために、常にカメラを回すようにしています。
リハーサルも、本番も、撮り直しも、すべて記録しています


フィルムと違って、DVテープはそれほど高いわけじゃない。
湯水のように使って下さい。
いざというとき、その中に使えるカットがあったりするのです。
ついでに、役者の皆さんが裏で本番前に練習しているところも、ぜーんぶ撮っちゃいましょう!

●カメラを回さずにリハーサルをやってから、本番撮影をする。

これ、反対です。
リハーサルの演技がもったいない! ぜーんぶ撮影しちゃいましょう!
何テイクも撮った後、その中からいいところだけをピックアップすればいいんですから。
一発目が一番いいこと、よくあるんですから。

(素人さんに出演してもらう際、本番!なんて言うとガチガチになってしまうので、これはリハーサルです〜♪なんて言って油断させて撮影しちゃうこと、よくあります。)

●必要なところだけ撮っていく。

これも、200%反対です。
カット割り通りに、ってしまい、まず向き合う二人を撮って、カット。次に一人のアップを撮って、カット。次にもう一人の横顔を撮って、カット‥‥みたいなヒトツヒトツ区切って撮っていくような撮影の仕方です。

これは、どうでしょうか。
よほど演出の意図などがない場合、自主映画だと無駄が多い気がします。

それよりも、一シーン丸ごと演じてもらい、それを別角度から(必要なカットのアングルから)何度か撮る。2カメラあるなら、同時に撮る。
こういった撮り方はいかがでしょうか。
役者もその方がのりやすい。
カルフは、これです。
人が集まったら撮影する。そんな待ちの体制だと、ダラダラ延々とかかっちゃいますよ。

スケジュールを、時間を自分に引き寄せていく。
そのくらいの鼻息でいきましょう!!