『スケジュールが合わない!』
 自主映画のスケジュールの実際

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意外に大変なのが、撮影のスケジュール調整です。

うまく、ただで出てくれるプロ方面の役者を見つけられたとします。
彼らに合わせて、都合つく日をセッティングしても、ロケなどの急な仕事が入ったら、キャンセルになってしまいます。
こうやってスケジュールがずれ込んで行くのです。

役者もスタッフも素人を集めたとします。
全員の意識がカチっと揃わないと、結構ダラダラになってしまいがちです。

映画を作り始めて少し経つと、そこそこ活躍するメンバーも出てきます。

役者は別とかけもちを始めますし(自主映画は土日祝がメインですから、数カ月間も自主映画だけに専念しろ、というのは土台無理な話です)、カメラマンは別の撮影も頼まれたりします。
撮影が長引けば、別の遊びの予定を入れるスタッフも、当然出てきます。

さあ大変!

床に落としたビー玉のように、みんな、あっちこっちにドーッと広がっていってしまう。
怒っても仕方ありません。
ただで「空いてたらよろしくねー」って頼んで集めた面々です。
あまり厳しくもできません。

初期段階の映画撮影では、よく起きること。

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スケジュールを調整する方法は、大きく3つのアプローチがあるんじゃないかと思います。
人をうまく調整する
撮影方法をうまく合わせる
無駄を徹底的にはぶく

それぞれ、くわしく次項以降でまとめます。

さて、監督は予定はどうかって??
そんなもん、100%空けておくに決まってます。自主映画の監督に、自由はありません。