超初心者のための映画制作講座

海の向こうで映画を作る!

鈴木英之 8 Moment Enterprise

9:MAKING A SHORT FILM 短編映画を作る



ほぼ毎夜、オーナーのマークと映画を見た。

1本では物足りず、明日の事を心配しながら、もう1本見るのがお決まりのパターンだった。
時には、映画ばかりでなく、映画のメイキングを見る事もあった。
メイキングは、その映画の裏側、監督の想い、好きな俳優のインタビューなどが収録されていて、より映画に親近感を感じる事ができた。
もちろん字幕や吹き替え等はないので、英語の勉強にもなった。

そして、いつしかマークと短編映画を撮ろうという話しで盛り上がっていた。

マークは、カメラ、演出、編集のすべての役割をこなす事ができ、
業務カメラや照明等の機材も持っていたので、撮影の準備は整っていた。
あとは何を撮るかである。

ちなみに、僕の映画製作の経験はというと、22歳の時、半年間ぐらい自主映画製作のサークルで、
荷物運び的な事をしただけである。
そのため、僕はマークに身を委ねた。

撮影は、マークの庭で行った。
二人でアイディアを出し合い、1日で映像を撮り終えた。
翌日、編集も終わりついに完成した。

タイトル「KILL THE NEIGHBOR」

そう、クエンティン・タランティーノ監督「KILL BILL」のパロディーである。
(下の映像は、マークと撮影した2作目の作品である。残念ながら、Kill The Neighbor のデータは残っていない。)



出来はともあれ、この映画製作を終え、二つの収穫があった。

1: 映画製作を通して、日常生活(学校生活も含めて)で使わない英語の表現や単語に接する機会が沢山あった。
様々なジャンルについて、会話をする事が本当に大切だと思った。

2: 映画製作の楽しさを知った。
物語を作り上げていく作業は、僕の好奇心と妄想癖をとても刺激した。

「自分の好きな事を知り、そして一生懸命その好きな事をする。」

反感をかう事もあるが、僕はこんな人生を生きたいと思っている。



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