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見てもらうのだ〜上映の雰囲気

提案:工房の主人

映画をどんな作風にするか。
見終わった後、どんな感覚を持ってもらいたいか。

そういったことを、映画を作る前に考えると思います。
え?考えたことない?

まあ、僕もそんな時代もありました。確かに。
作ることがすべてだった時代。

でも、人様に「見せる」のが目的である以上、やはりその映画を見る人のことは考えないといけません
ただまあ、

「作り手が感じてほしいこと」と「実際に観客が持つ感想」がイコールになる、
ってのは、かなり技術が必要ですが。


最高のキャスト・スタッフがそろっても、その作品が必ずしも成功するとは限りませんよね。
何か目に見えない、手に負えない幸運が存在するんじゃないか、と僕は思ってます。
カルフになじみの、ある役者さんはそれを

「映画の神様が降りてくる」

と呼んでました。


さて、話がズレました。
作る前に「お客さんの反応」をイメージする。
これは、上映も同じであるべきです。

単館系の映画館は、そのひとつひとつが『個性』を持っています。
その映画館に通うだけで、そこにひとつの感覚が生まれます。
そうなるともう、映画館の独壇場です。

しかし、そういう昔ながらの映画館で自主映画を上映する機会は、誰にでもあるわけではありません。
となると、その『雰囲気』を自分達でつくらないといけないのです。

上映を演出する。

映画を演出している皆さんでしたら、きっと可能なはずです。

ちなみにカルフの上映会は、どんな演出なのか。

『肩の力を抜いて、ゆったり鑑賞』
これです。

実際どうなのか。
それは是非、来て感じて下さい。
僕らもまだまだ演出途中なんですが、じわじわ目的の方向に向かってます。

そのためにすべきこと、いっぱいあります。
がんばっていきますよー!


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