■提案:工房の主人
舞台をやってるお友達などいませんか?
彼らはほんと宣伝がんばりますよね。感心します。
同時に稽古も忙しいでしょうに。
映画を作ってる我々も、見習わないといけません。
しかし、自分たちで何から何まで準備して上映会をやろうとすると、やっぱり大変なものです。
というわけで、ひとさまを頼ってしまう、なんていう方法を提案します。
一見、ひとさま頼りの軟弱な方法に見えますが、うまくやると双方にとっておいしい方法なのです。
互いのファンの方々やお客さまを紹介しあえます。
違う作品を見せることができます。
短い作品でも参加できます。
そんなかんなで、かれこれいくつか試してきて感じたことをまとめます。
○見せる作品のジャンルを考える
・・・ずいぶん前になりますが、誘われてひとさまの合同上映会に行ったことがあります。
そこは、とにかくてんでバラバラのジャンルの作品を20本くらい流してるところでした。
結論言うと、あんまりおもしろくなかった。
決して、ひと作品ひと作品が悪かったわけではなく。
たとえば、『短篇映画祭』などでいっぱい作品があるならいいのかもしれない。
これだけ長いのも短いのもバラバラだと、見てる方は気が散って仕方ない。
一本見て数分だったとする。
次のを見始めたら1時間。
これだと、気持ちの持っていきようが難しい。
それからその時の上映会で一番ひどいなって思ったのは、その中に一本アダルト映画が入っていたこと。
おそらく監督はアダルトだとは思っていないかもしれない。
でもパンフレットに使われているメイン画像は、女の子のおっぱいモロ出しの場面。
そりゃね、一番気になるっちゅー話ですよ!
その作品が始まってくれ!って願ってしまうっちゅー話ですよ!
他のはもう、かなりどうでもよくなってしまうっちゅー話ですよ!
おそらく、観客の男性の99.99%は同じ思いだったに違いありません。
僕がもし、この上映会に参加してたら・・と思うとゾッとします。
実際、作品は女の子2人を裸にして、男が延々身体のいろんな部分を触りまくる内容でした。
上映会の主宰者も、作った監督も、もっと考えろよ、と思いました。
こっちは女の子を誘って見にきたんだよ。この気まずさをどうしてくれんだよ!!と思いました。
カルフで、僕がアダルトチックな作品を断固拒否し続けているのは、こんな経験が理由のひとつになってます。
ひとつ混じるだけで、他の作品とのバランスが一気にくずれます。
この辺はいろんな議論を呼びます。
もちろん、エロくない裸もあります。映画に必要なSEXシーン、なんていう場合もあるでしょう。
今後、そういったジャンルを手掛けないとは限りません。
ただ少なくとも、女性の裸をウリにした、メインに押し出した作品を作るつもりはありません。
そうそう、一度学園祭で流してもらったことがあります。
これはよかった。普段なかなか見てもらえない層の人たちに見てもらえます。
ただまあ、学園祭なので、映画がつまらないと露骨にすぐ出入りが激しくなっちゃいますが。
これはたまたま知り合いに学園祭で上映会を企画してる人がいただけなので、常にできる、という方法ではありませんね。
常に人脈のアンテナは張っておく。これ大事ですね。
あと、ひとに紹介してもらえる人間になる。これも大事。
○お客さんの層を間違えない
・・・バンドのライブの合間に映像を流してもらったこともあります。
うーん。今後はもうやらない方向で考えてます。
まず、誰も気にせず、音も騒がしい。もともと音楽を聞きに友人や恋人と来てるお客さんたちなので、静かに映像を見たりはしない。
バックグラウンドムービーってのがありますが、その時の作品はドラマで、まったく合いませんでした。
これはひょっとしたら、バンドの人たちにも共通してるのかもしれません。
ハードロックバンドばかりの中に、一つフォークソングデュオなんかが対バンで入っても厳しいでしょう。
ちなみに、カルフは2006年を、
「いろんな団体さまと組んで一緒に上映会をしちゃおう!」強化年としています。
興味ある団体のリーダーや主宰者様、どうぞどしどし御連絡お待ちしております!
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