ホーム映画制作講座見てもらうのだこんな上映会をしたい!

こんな上映会をしたい!

提案:工房の主人

このコーナーも最後になりました。
ほんと、日々「どうやったら人に見てもらえるか」ばっかり考えて映画作りをしてます。

企画者(プロデューサーor監督など)×スタッフ×役者×お客さん

この組み合わせは、どれが欠けても映画は完成しません。
この点を踏まえて、
これから自主映画を作って上映するという方のために、
なんとなくこんな流れになるんじゃないかな、というものをまとめてみました。

これは我が団体、カルフがたどってきた道であり、今後目指してる方向性でもあります。
自己の反省も込めてるので、ちょっと辛口で書いてあります。
御参考程度に御覧下さい。

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第一段階
  ●制作者とスタッフたちとのコミュニケーションだけで精一杯。見せる事を考えていない。
●反省会や、アンケートに一人、ショックを受ける監督。耐えろ!
●中心人物の監督だけの世界になりがち。
        ↓
第二段階
  ●スタッフ、役者(スタッフから)は仲良くなる。お客さんは身内だけ。しかも入場料をとりたがる。お客さんは次につながらない。
●スタッフからまたお金とるのかよ、と思われてるだろうなあと思いつつ、制作費の事を考えて取らざるを得ない、ってこと多いだろうなあ。監督と身内だけの世界。
●アンケート書いてあるのは知り合いだけ。
「誰々さんよかったよー」など、なれ合いのアンケート。
ここでずばっと、無記名にしよう!
        ↓
第三段階
  ●役者を外から呼んでくるようになる。今度はスタッフと役者の連携の取り方が問題となる。
お客さんは、やはり、手当りしだい。
●少し輪が広がるが、それでもやはり、手当りしだい。運任せ。監督とスタッフだけの世界。
アンケートがさらに厳しくなり出す。しかしそれは、客観的に見られ始めていると言う事。
●知り合いの知り合いや、呼んできた役者の反応に一喜一憂するようになる。
勝負所だ!
        ↓
第四段階
  ●スタッフ、役者は、問題なくなる。今度はお客さんのこと、どう見せるか、
どう反応をえるか、と要求がいろいろ贅沢になって来る。
●お客さんを、とにかく数集めて、うちを知ってもらう事、を目標とする。
●制作者の想い、ってのは、観客に伝わって初めて完成する。
作り手だけがどう思おうと関係ない!
アンケートがすべて。お客さんの反応が、映画の出来。
        ↓
第五段階
  ●沢山集めたお客さんの中から、うちの雰囲気、作風を分かってもらい、
それが好きな人だけがリピーターとなってくれる。
●こうなると、口コミにのせやすくなる。「あそこはああいった雰囲気だよ」と誘いやすくなる。
「カルフの作風、絶対きみ好きだよ」なんて会話が出てくる。
映画作りが、一つの世界となる。
そのためにも、作風・制作レベルを一定に保つ、作品数も定期的に、など要求される事は多くなっていく。
ハードルが高くなっていく。
        ↓

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以上が、カルフが目指してる方向性です。
そして、カルフは多分、今、第4段階くらいです。

もちろん、方向性は途中で変わるかもしれませんけどね!
お互い、いい作品を作って、ひとに喜んでもらえるようがんばりましょう!


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