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見てもらうのだ〜自宅で上映会

提案:工房の主人

知り合いの子の話です。

彼女が知り合ったばかりの、映画の個人作家が「上映会をやる」というからついていくと、そこは彼の部屋。
しばらく気まずい中で二人きりで話などをしていたけれど、全然誰も来る気配がない。
やがて

「じゃ・・・」

と監督さんが言って、2人だけの上映会が始まったそうです。
しばらくその”映画”を見て、その子は帰ってきたそうです。

しんどかった、そうです。
まあ、襲われなかっただけ、良しとしますかね。



僕も昔、金を払って、知らない監督の家で2人きりで映画を見た事があります。
しかも映画がまた、くだらない。

うーん、拷問でした。

これ、笑ってるあなた。
例えばこれを、家庭用ビデオカメラで撮った旅行のビデオ、子供のビデオと置き換えると、意外によくある状況ってのは分かるかと思います。
写真でも、数が多ければ一緒かもしれません。


今回は、”作り手”への提案。

自分の子供の運動会の映像は、きっと親にとっては隅々まで愛おしいものなんでしょう。
そして、自分達で生み出した作品は、やはり僕にとっては思い出がいっぱい。
古い〜アルバムの中に〜♪ってもんです。

でも、それがそのまま第三者にとっていいものとは限らない。
上映する側は、それを見せるべきなのかどうかという、客観性を持ってほしい。
どうしても見せたければ、相手に”逃げ場”を作らないといけない。


・・・うん、自分で書いてて耳が痛い。


まあね、僕も映画を作り始めたばかりの頃、友だちを呼んで一人で作った作品を部屋で見せてました。

映画が始まります。
みんな黙って鑑賞。

・・・

映画終了。

・・・

友人「明日のレポートやった?」



おい!
映画に対してのコメントは!!



結局、誰もが通っていく道。


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