映画制作講座機材はどこまで必要か > 独断と偏見!〜必要機材リスト

機材はどこまで必要か


執筆:工房の主人

独断と偏見!〜必要機材リスト

よく名前を聞く機材を取り上げ、僕の独断と偏見で必要度5つ星をつけてみました。
 まずはスタートするために…という基準でまとめています。
◆撮影機材 5つ星 コメント
・カメラ ★★★★★ これがないと始まりませんね
・テープ山のように ★★★★★ 必要分の1.5倍は持ち歩いて下さい。
・バッテリ予備 ★★★★★ バッテリ切れで撮影終了というのは最悪です。
・三脚 ★★★★★ お客さんに安定して見てもらえます。
・広角レンズ ★★★☆☆ 室内撮影がある場合に。
・望遠レンズ ☆☆☆☆☆ 常に使うものでもないです。
・マイク ★★★★★ 撮り方、も重要です。
・無線マイク ☆☆☆☆☆ これは高い!要らないと思います。
遠い役者の撮影は、アテレコにしましょう。
・音声調整機材 ☆☆☆☆☆ そもそも使いこなせる人が必要です。
・マイクポール ★★☆☆☆ 適当な棒にくくりつけても用は足せます。
・保護レンズ ★★★☆☆ カメラレンズを保護するために。意外に高い。
・ステディカム ☆☆☆☆☆ これも必要なら…のレベル。
・ノート・ペン ★★★★★ 常にポケットに入れて下さい。
・一脚 ☆☆☆☆☆ 使い道はありますが、人によります。
・照明 ☆☆☆☆☆ 悩みどころです。外撮影なら考えずに行きましょう。
室内では「暗くならない」を基準に。
・大きなカバン ☆☆☆☆☆ カメラバッグ、三脚バッグ…分かれていると
持ち運びが不便です。好みで。
・ピンマイク ☆☆☆☆☆ これも要らないです。
・延長コード ★☆☆☆☆ マイクやイヤホン用に。
・イヤホン ★★★★★ 音はしっかりと聞いて録音して下さい!音命!
・電池 ★★★★★ マイクに電池が必要な場合がありますね。
・液晶カバー ☆☆☆☆☆ 外撮影だと、太陽で液晶がよく見えない。
でも手をかざして見ればいい!
・レフ板 ★☆☆☆☆ 簡易照明として役立ちます。
・マイク風防 ☆☆☆☆☆ あるとそれっぽいですが、タオルなどで代用。
     

◆編集機材 5つ星 コメント
・PC ★★★★★ これがないと始まりませんね。
・ハードディスク ★★★★★ 編集していると、結構食います。
・モニタ ☆☆☆☆☆ 見る環境によって、映像は見え方が違います。
TVでもつないで常に確認すればOKです。
・編集ソフト ★★★★★ グレードによって使い分けて下さい
・ケーブル ★★★★★ PCとカメラをつなぐものです。
・音楽素材 ☆☆☆☆☆  
・デジカメ ☆☆☆☆☆  
     

とにかく、

映画制作をスタートするハードルを、自分で高くしてほしくない。


最初に本や学校ですごく高度な知識を仕込むことは可能です。
でも、それらの知識をもって「完全」な環境を作り上げるには、それなりの機材が必要なんじゃないでしょうか。

しかも、それなりの機材もあればいいってもんじゃなくて、あればあるほど、それらを使いこなす必要が出てきます。 つまりそれだけスタッフの数が必要になってきます。

そして、担当スタッフがそれぞれの機材についてそれなりに知っておく必要がありますし、またスタッフが多いほど、全体の統制が大変になってきます。

自主映画の場合、機材の問題よりも人の問題の方が大きい、と僕は経験から思います。


○自分がどれだけの人を集められるのか。
○どれだけの機材を集められるのか。
○どれだけの規模の作品を作りたいのか。


この三つ巴のバランスを考えながら、「ひと・機材・そして作品」の輪を少しずつ大きくしていくのがいいんではないでしょうか。

僕がこんなにたくさんのページを割いてこんなサイトを作っているのも、映画作りをもっと広めたい、個人で表現することをもっと気軽にやってほしい、個人映画というジャンルの人口を増やしていきたい、という想いがあるからなんです。

まずは、目の前にある機材、もしくはすぐに集められる機材で、できる範囲の映画を作り始めてみませんか!

© 映画工房カルフのように All rights reserved Since 2001