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機材はどこまで必要か


執筆:工房の主人

手探りで買いそろえていく〜成功と失敗

さて、人の出入りが激しくなるにつれ、経験のある役者や知識のあるスタッフから、「あれないの?これないの?」と言われ始めました。
おいおい、まだ機材って必要なのかよ…
笑わないで下さいね。こんな時代もあったのです。

そうね、必要ね。
何か要望を言われるたびに数千円レベルのものはちょこちょこ買いそろえていきました。

まずピンマイクを2つ買いました。
役者の胸元にとりつける、ネクタイピンのような小さなマイクですね。
そして、その二つのピンマイクを同時にカメラにとりつけるべく、2股ソケットも買いました。
延長コードも必要になりますね。

それから、カメラのバッテリーをもう一つ買いました。
外に出るようになり、長時間撮影の必要が出てきたんです。
一日中朝から晩まで撮影してることもあります。
バッテリーが一つじゃ足りなくなりました。

室内撮影も、ワイドコンバージョンレンズ(いわゆるワイコン)があるといいということもこの頃知りました。
狭い場所でも、グッと全体を映せるレンズですね。
ワイコンと、ついでに望遠レンズも買いました。
それぞれ8000円くらい。

  ワイコン

三脚も新調しました。
それまでのものは、2つの点で不満になりました。
1つは、高さ。目一杯のばしても、へそくらいにしかいかない。
それまでは、室内撮影がほとんどだったので、つまり、座った映像が多かったのでなんとかなっていたんですね。
それが、外に出るようになって、目の高さが根本的に変わって来た。

そして2つめは、しっかり度です。
それまでのものは足を3本別々に動くものでした。つまり、水平を保つのが難しい。
3本の足をそろってのばせるようなものがいい、とアドバイスされました。

  三脚
 (左:これまでの三脚/右:新しい三脚)

で、8000円くらいのを買いました。
それにより、がっちり固定した撮影が可能になりました。
また、三脚のヘッドが油圧式で、ゆったりとした動きも手に入れました。

どうも僕は「1万円の壁」みたいなのがあり、それを超えると買う勇気が出ない。
その手前なら、いろいろ自分に言い訳して買ってしまう。

2001年〜 -------------
○撮影:デジタルビデオカメラ
    バッテリー2つ
    三脚2台
    レフ板
○レンズ:ワイコン・望遠
○マイク:カメラ取り付けマイク
     ピンマイク×2
     各種延長コード
     ヘッドホン
○編集:PC
○編集ソフト:VideoStudio
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