超初心者のための映画制作講座 > 映画の企画と準備 > 絵コンテの描き方

Lesson2:絵コンテを描く立場
さて、絵コンテの全体像はなんとなく見えてきたでしょうか。
それでは、実際に絵コンテを描くことにします。

まず、絵コンテを描こうとしているあなたは、次のうちどれですか?
絵コンテは、あなたがどういった状況か、によって描き方が微妙に違ってくるんですね。


1) あなたが、自分の脚本を絵コンテにしようとしている監督、の場合:
 まずは脚本があります。そして、自分で脚本を描く監督ならば、すでに脚本を書いている段階で頭の中に映像が浮かんでいるはずです。この場合は、その頭の中の映像を紙の上に書き写していけばいいんですね。
この後に続く、「絵の描き方」を参考に、どしどし描き進めて行って下さい!


2) あなたが、監督に絵コンテを描いてくれと頼まれたスタッフ、の場合:
 これも、まずは脚本があります。ただ難しいのは、監督が考えているものを的確に判断しなければならない、ということなのです。
最初に、「登場人物達の描き方」「衣装」「設定」「環境」など、絵を描くにあたって必要なことを質問形式にして監督にひとつひとつ聞いておきます。
それが済んだら、あなたの感覚でどんどん描いていきましょう。監督があなたに頼んだということは、信用されてるってことなのですから。
 描いているうちに分からない箇所が出てきたら、例えば、部屋の雰囲気など監督の意見を聞きたければ、その箇所以外だけ描いておいて、あとから聞いて描き足していく、という方法をとりましょう。


3) あなたが、脚本はなく最初から絵コンテでストーリーを組み立てていこうとしている監督、の場合:
 ドキュメンタリー派の監督とか、撮影のその場で撮るものを決めたい監督などはこのパターンでしょうか。 こんな時でも、頭の中にはいくつかの「ねらいたい絵、構図」「押さえておきたい絵」というものがあると思います。それを絵コンテにするのです。
(コンテ例参照→)

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