ホーム映画制作講座『自分的』映画音楽の作り方 話し合い1

ぽんた的映画音楽の作り方

話し合い1 (ぽんたホームページ

 映画音楽を作らせて頂ける事が決定したら、監督と話し合いましょう。  
 まず話し合わなければならないのは、スケジュールです。ミュージッククリップのような特殊な場合を除いて、通常は脚本(ある場合は絵コンテ)ができた状態からでなければ音楽製作はスタートできません。脚本が上がった時点で、どのようなスケジュールになるかを確認しましょう。  

 音楽サイドから言わせて頂くと、映像の本編集が終わった時点で音楽製作が始まるのがベストです。曲の長さや盛り上げ所等を映像に合わせて作る事ができるからです。時間に余裕があって、監督が忍耐強そうな場合はこのワガママを聞いて頂きましょう。一般的には撮影と同時進行であったり、仮編集段階の映像に合わせて作る事になると思います。この場合、曲の長さもある程度フレキシブルに対応できて、盛り上がり等も大体で作らなければなりません。そして何よりボツになってしまう事が多々あります。自分が良いと思っても、映画自体の方向性と責任は監督が握っているので、監督がダメ出しをした場合は作り直しです。
自分も例えば1作品で5曲必要な場合、大体20〜30曲作る事になります。最後の最後、本編集になった時にその映画を作る前のイメージと違ってしまって作り直しになる事も多くあります。
経験の浅い監督の作品に関わる場合には,最後にドンデン返しがある事を覚悟して引き受けてください。そして、これから監督を志す方は、音楽を選定するときに必ず映像と合わせて聴いて下さい。音楽だけで聴く場合と、映像と合わせて聴く場合のイメージは、想像以上に大きいです。宜しくお願いします。


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