映画制作講座映画の音楽・編集映像作家にもの申す!


映像作家にもの申す!

対決:ぽんたMORI vs 工房の主人  (with マリ

ラウンド6:やっぱりこっちが監督の好みを分かることですよね
主人
「じゃあ、理想的な指示の出し方ってどういうのだろうね?」
ぽんた
「もう、僕の場合は、5、6回組めば。」


主人 「じゃあ、こういう監督だったら音楽作りやすいって理想像ある?」
MORI 「そんなこと言ったら、音楽知ってる人ですよ。」
主人 「でも知ってたら自分で作っちゃいそうだよね。」
MORI 「えっと、いろんな音を知ってる人。例えばこういう曲、って出して来れるじゃないですか。」
主人 「専門用語で言うとどんな感じなの、例えば? なんか、シシドレミ…でお願い、とか?(笑)」
MORI 「いや、そこまで指定されちゃうとあれですけど…」
ぽんた 「でもかえってこういうような曲、こういうような曲、って出されちゃうと、そればっかり意識しちゃってできないってことも。」
MORI 「あー、そうかもなー。」
主人 「それはどういうこと?具体的すぎるってこと?」
ぽんた 「例えば、ロッキーのテーマみたいな曲、って言われた時に、その曲を知ってるから、それにしばられちゃって逆に離れられない。 似ちゃいけないし、離れちゃいけない。」
MORI 「でもケースバイケースですよ、それは。」
ぽんた 「だって、主人さん、ロッキーみたいな映画作って、って言われたら困りますよね。」
主人 「なるほどね。じゃあ、理想的な指示の出し方ってどういうのだろうね?」
ぽんた 「もう、僕の場合は、5、6回組めば。」
主人 「組むしかないよね。初めてはでも困るけど。」
MORI 「やっぱりこっちが監督の好みを分かることですよね。やっぱ監督がすべてだから。 僕の知り合いの映像作家の人が音楽の人に指示を出す時に、「自分の指示通りに作ってきてほしい」ってのと、「自分が想像もしないようなのも合わせて作ってきてほしい」って言われたことあります。 監督の期待を裏切ってほしいって。この指示はきっついなーって思った。」
主人 「じゃあ、俺は理想的だ。うん。」
MORI 「(苦笑)」
ぽんた 「(苦笑)」


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