主人 |
「ぽんた君は付き合い長いけど、もりさんは予告編の曲を注文する時が最初だったよね。」 |
MORI |
「大変でしたよねー。あの時急ぎだったから、余計…。」 |
ぽんた |
「監督、甘いの食べます?」 |
主人 |
「デザートは後でもらうよ。」 |
マリ |
「これも食べなよー。」 |
主人 |
「何それ?」 |
ぽんた |
「ロールキャベツみたいな?」 |
主人 |
「ぽんた君作ったの?」 |
マリ |
「混ぜご飯をぽんたさんがキャベツでくるんだの。」 |
主人 |
「じゃあ、ひとつ。」 |
マリ |
「私はせんべいもらおっと。でもこれ食べたらバリバリいって録音できないね。」 |
主人 |
「ねーねー、何か会話途切れてない(笑)?」 |
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主人 |
「逆にね、音楽やってる人間同士で打ち解けていく過程ってどんな感じだったの?俺とかもね、映画団体のリーダーさんとかとはスウッと仲良くなるんだよね。同じバックグラウンドっていうか、同じ苦労をしてきてるから。」 |
MORI |
「ワークショップで出会ったんだよね。ぽんたさんは俺から見ると経験がずっと上だから。」 |
ぽんた |
「そこで音楽を作ることとか、あとスケジュールとか指示についての愚痴とかね(笑)、言い合って。」 |
MORI |
「(笑)。うん、愚痴で仲良くなった。」 |
ぽんた |
「もりおさんの音楽聴いてどう思った?自分と合いそうだと思った?全然違うなって思った?」 |
主人 |
「使ってる機材とかも全然違うな、と。自分が初めて一緒にやった時は、自分が作曲したものを渡してアレンジしてもらうって関係だったから。」 |
MORI |
「まあ、まるまる、自分の実力を聞いて下さい、ってことはしてないんですよ。」 |
主人 |
「その、ぽんた君が作曲してもりおさんが編曲して、って流れになったのはなんで?」 |
ぽんた |
「俺が勝手に作ってきちゃったからです。」 |
MORI |
「もう2回目の打ち合わせくらいでメロディーを作ってきちゃったから。」 |
主人 |
「どんな感じ?同じ音楽やってる人に自分のものを出すのって。」 |
MORI |
「俺は緊張しますよ。」 |
主人 |
「監督とかに出すのはどう?」 |
ぽんた |
「とりあえず締め切りとの戦い。だっていつも言われてから1週間たたないもんね、締め切りがね。」
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